必要で有益な音の情報でも耳で遮断して脳に伝えない場合がありますが、これは聴覚が超過敏な状態で固定されている時に認められます。
臨床的にPTSD、トラウマ経験、ADD、自閉症、その他の精神障害や行動障害の原因となる重要な障害です。
SSPは、外部からの「必要で有益な音や声の情報」を遮断せずに取り込んで、脳に正しく伝えられるようにするために聴覚神経系迷走神経を通して再形成するホームプログラムです。
その方法は簡単で、治療用に周波数が加工された音楽を睡眠中や覚醒中に聴くだけで調整されるプログラム(ポリヴェーガル理論に基づいて開発されたプロトコール)となっています。
自閉症では、有益な音や声の情報も無意識に遮断されて脳に届いていません。
私たちが耳で聞くことに関与している神経系は、外部からの音や声の情報に対しそれが安全か危険かを無意識で自動的に判断して、それを脳に伝達するか、それとも「安全」の為に伝達を止めるか(神経切断)を決定しているシステムがあります。
この神経系が正常に働かないと、実際に安全で必要な情報でも、危険だと判断する場合があります。
自閉症スペクトラム障害の小児では、過剰に神経遮断が起こる為に多くの安全な情報が脳に届かないのです。
SSPによって、患児が情報を正しく受け取れるようになると、その後の治療効果があがり、自閉症が改善されていきます。
※質問票が閉じている場合は「見出し(プログラムの手順)」をクリックして開いてください。
様々な場面において、私は ・・・ に気づいています。
("・・・"に以下の表現を当てはめ、それぞれに回答ください)
口のなかが乾いているか
どれだけ早く呼吸をしているか
体や身体の一部の腫れ
腕や足の筋肉の緊張
水の摂取によるむくみ感
鳥肌
胃や腸の痛み
胃の膨満感や満腹感
くちびるの震え
"背筋がぞっとして"髪の毛が逆立つ感覚
つばを飲み込む衝動
どれだけ強く心臓が鼓動しているか
このプログラムはSSPホームプログラムとFocusシステムで構成されています。
先ずはSSPから開始します。
SSPは3つのプロトコール(SSPコネクト、SSPコア、SSPバランス)で構成され、それぞれには5時間分の音楽リストがあります。資格のある認定された専門家の指導の下に調整が行われます。
各プロトコールは1日1時間のプログラムで、これを5日間行います。SSPコネクトから始まって、SSPコア、そしてSSPバランスまでのプロトコールを、約3週間で行います。
SSPコネクト
優しくゆっくりとした導入。
親近感と安心感を確立。
5日間
SSPコア
過敏性を抑制し生理的状態を快復。
神経系の覚醒、解放が目的。
5日間
SSPバランス
安定と平静を維持。
5日間
耳で聞いた音は、迷走神経に繋がっています。この迷走神経は、周囲の世界からの刺激や信号を処理し応答するための体内コントロールセンターです。SSPでは、特別にフィルタリングされた音楽を使用して、人間の声の周波数範囲に焦点を当てたリスニングに関連する神経回路網をトレーニングします。それによって、人間の声の周波数内に焦点を当てることを学ぶと、迷走神経が刺激されて、より安心した穏やかな気分になれます。
科学的根拠に基づいて、特別な処理が行われた音楽プレイリストはSSPprogramの1分で様々な周波数の音に神経系を晒すことにより、神経系の「調整」を助けます。
これらのプレイリストをヘッドホンで聞くことで、神経系バランス(恒常性)をより簡単に実現できます。
SSPホームプログラム | 初回 1ヶ月目 | 25,000円 |
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次回 2ヶ月目~ | 12,000円 |