ビタミンD3補充療法

ビタミンD3補充療法癌予防

血中ビタミンD3不足は、乳癌、大腸癌などの癌の高リスク要因であり、認知症の高リスク要因としても注目されています。
ビタミンD補充によってアレルギーも改善します。

  • 血中ビタミンD3濃度低値は、骨粗鬆症などの骨疾患に関係するが、乳癌や大腸癌などの癌発症にも濃厚な関連があることが指摘されている。
    しかし最近の研究で、アトピー性皮膚炎や全身性エリテマトーデス、花粉症などの免疫異常、多発性硬化症やパーキンソン病などの神経疾患、更には卵子減少による不妊にも関与している事が報告されている。
  • 血中ビタミンD3を正常範囲に保つことは比較的容易な事であり、それがもたらす効用は計り知れないものがあります。

リスクと副作用について

ビタミンDを短期的、または長期的に過剰摂取すると、骨からのカルシウムの動員が増加します。
その結果血清中のカルシウムとリン酸濃度が高くなり、腎臓や筋肉へのカルシウムの沈着や軟組織の石灰化が見られます。
自覚症状としては、嘔吐、食欲不振、体重減少などが起こることがあります。
過剰な服用は避けることと、体内蓄積を確認するために定期的な血液検査が必要となります。

ビタミンD3欠乏の原因

ビタミンDの欠乏の原因は、日照不足、日光浴不足、過度な紫外線対策、ビタミンD吸収障害、肝障害や腎障害による活性型ビタミンDへの変換が行なわれない場合などがあります。日本では、過度な紫外線対策と無理なダイエット、それに肝腎障害が原因になる事が多いようです。

ビタミンD3補給の適応疾患(予防および治療に)

  • 癌:乳癌、大腸癌、卵巣がん、膵臓癌、その他
  • 骨疾患:くる病、骨軟化症、骨そしょう症
  • 免疫疾患:全身性エリテマトーデス、アトピー、アレルギー性鼻炎
  • 循環器疾患:高血圧、循環器疾患、動脈硬化、末梢動脈疾患
  • 神経系疾患:パーキンソン病、多発性硬化症
  • 感染症:インフルエンザ、結核、歯周病
  • その他:糖尿病、冬季うつ病

診療の流れflow

STEP1 問診票の記載

STEP2 内科カウンセリング

STEP3 検査(血中ビタミンD3値測定、活性酸素測定など)

血液を少量採血して、ビタミンD3血中濃度を測定しますが、25(OH)Dの濃度として測定します。
最低でも15ng/ml以上が必要で、30ng/ml以上の濃度維持を目標とします。

STEP4 検査結果の報告と治療についての提案

STEP5 3月後にビタミンD3値の再検査

※当院に登録しますと、ビタミンD3補充治療とともに、ビタミンD3値の検査を定期的に行って、常に適正値にコントロールいたします。

ビタミンD3と癌

カリフォルニア大学の研究チームが発表したCancer Causes and Control 誌によると、血清中のビタミンD3値が低い女性では、乳がんの発症リスクが著しく高くなることを報告しています。ビタミンD3は、癌細胞の増殖機構に広範囲に関わっていると考えられてるのです。

米国では日照の少ない地域で、乳癌だけでなく、大腸癌、卵巣癌、多発性硬化症の多発が指摘されています。2006年に発表された13カ国400万人以上の癌患者の分析データによる研究でも、日照の少ない国での癌のリスクの顕著な増加が示され、ビタミンD3濃度と癌の相関関係が証明されています。

ビタミンD3の摂取により大腸癌のリスクが50%減少、乳癌と卵巣癌のリスクも30%減少することが報告されています。また、ビタミンD3の摂取により、膵臓癌のリスクが43%減少したとする報告もあります。

若い女性の卵子の減少の原因に

「体脂肪率が低い、ビタミンD3が不足している女性は、若いうちに卵子の数が減少する傾向があり、将来、不妊につながる可能性がある」ということです。
順天堂大学などの研究グループは、20代と30代の100人の女性を対象に、卵子の残りの数を推定できるとされるホルモンの量と、生活習慣や食生活などおよそ600項目の関連を調べました。その結果、卵子の残りの数が40代と同程度に少なくなっていると推定された女性は、20代の場合、体脂肪率の平均が22.6%と低く、30代は、血液中のビタミンD3が不足状態だったとしています。

栄養のバランスを崩すようなダイエットは危険です。また紫外線対策もほどほどが良いと思います。血液中ビタミンD3濃度をキチンとコントロールすることが重要です。

ビタミンDを多く含む主な食品

ビタミンDを多く含む主な食品
食品名 100gあたり含有量
しらす干し 46-61μg
焼き紅鮭 38.4μg
いわし(缶詰) 17-20μg
焼きさんま 15.9μg

ビタミンD3補充療法 治療価格Treatment price

ビタミンD3補充療法 治療価格
ビタミンD3補充療法 血中ビタミンD3濃度測定 6,000円
オプション検査(主に癌予防目的)
活性酸素(Fras4)検査 7,000円
尿中8-OHdG測定検査 7,500円
癌(がん) 遺伝子検査 精査 190,500円
標準 131,500円
変異メチル 140,000円
スクリーニング 18,500円
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