ライフデザインドック

ライフデザインドック

〜未来の健康をデザインする予防医療ドック〜

ライフデザインドックは、単に病気を見つけるためだけのドックではありません。
Life(ライフ)とは、生命・人生・生活すべてを含む概念です。
当院では、健康を単に病気がない状態としてではなく、人生の質やパフォーマンスを支える土台と捉えています。

「なぜ不調が起こるのか」
「なぜ老化のスピードに差が出るのか」

その答えは、まだ症状として現れていない、身体の中で静かに進行している変化にあります。
ライフデザインドックは、老化が病的に加速しつつある兆候や、心身の不調が顕在化する前の変化を、細胞レベルの科学的データに基づいて可視化し、これからの健康と生き方を設計するための予防医療ドックです。

私たちの身体は、ある日突然不調になるのではなく、小さな変化が積み重なった結果、症状や病気として表面化します。
近年の老化研究では、こうした変化には、Aging Hallmarks(老化研究で注目されている国際的な老化指標)と呼ばれる、共通する生物学的な仕組みがあることがわかってきました。

老化の12の要因

The 12 Hallmarks of Aging

遺伝子(DNA)のキズ
Genomic Instability
設計図であるDNAにキズが増え、修復が追いつかなくなる。
細胞の回数券切れ
Telomere Attrition
細胞が生まれ変わるたび、寿命の目盛りが減っていく。
遺伝子スイッチの乱れ
Epigenetic Alterations
体の働きをON/OFFするスイッチがうまく作動しなくなる。
異常タンパク質の蓄積
Loss of Proteostasis
壊れたタンパク質を片付けられず、体に溜まってしまう。
自浄作用(掃除機能)の低下
Disabled Macroautophagy
細胞の中のゴミを回収してキレイにする仕組みが衰える。
栄養センサーの狂い
Deregulated Nutrient-Sensing
食事の栄養をうまく感じ取れず、代謝のバランスが崩れる。
エネルギー工場の老朽化
Mitochondrial Dysfunction
活力を生み出す工場が衰え、スタミナ不足や酸化の原因に。
老化細胞(ゾンビ細胞)
Cellular Senescence
働かなくなった細胞が居座り続け、周りの元気な細胞を邪魔する。
再生カプセル(幹細胞)不足
Stem Cell Exhaustion
新しい若い細胞を作る「元の細胞」が減り、怪我や痛みが治りにくくなる。
体内の伝言ゲームの乱れ
Altered Intercellular Communication
細胞同士の通信(指令)がスムーズにいかず、チームワークが崩れる。
全身のくすぶり(慢性炎症)
Chronic Inflammation
体の中で小さなボヤ(微弱な炎症)が消えず、ジワジワと組織を痛める。
腸内細菌などの乱れ
Dysbiosis
体に良い菌が減り、バランスが崩れて免疫や代謝に影響する。
※ 出典:López-Otín et al., "Hallmarks of aging: An expanding universe", Cell (2023) の記載情報をもとに作成

これらの変化が必要以上に積み重なると、老化が過剰に進んだ病的老化へと移行し、高血圧や糖尿病、がんをはじめとするさまざまな加齢性疾患のリスクが高まっていきます。
だからこそ当院では、単に病気の有無を見るのではなく、まだ症状として表に出ていない段階の変化を丁寧に見極めることを重視しています。
ライフデザインドックでは、この考え方をもとに、現在の身体の状態を多角的に評価します。

ライフデザインドックとは?

一般的な健診や人間ドックでは、すでに起きている異常や、病気の有無を確認することが中心になります。

一方、ライフデザインドックは、その手前にある変化に着目します。

  • ・細胞とDNAの状態
  • ・エネルギー産生と回復力
  • ・栄養・ホルモン・ストレスへの適応力
  • ・脳と筋肉の機能
  • ・炎症・免疫・腸の状態
  • ・血管と組織の若さ

これらを6つの視点から多角的に評価し、現在の身体の状態を立体的に把握します。
そのうえで、今後どこを整えるべきかを整理し、個別に最適化された予防戦略へとつなげていきます。

従来の健診では捉えにくい変化を見つけ、根拠に基づいた体調管理と予防医療の方向性を明確にすることが、このドックの価値です。

6つの視点による多角的評価※関連する主な検査は、プランにより含まれる検査項目が異なり、一部はオプションとして追加いただけます。

1.細胞とDNAの状態

― 身体の設計図は正しく働いているか ―

私たちの身体は、すべての細胞が「設計図(DNA)」をもとに働いています。
この設計図が傷ついたり、正しく読まれなくなったりすると、老化や病気が進みやすくなります。
この項目では、これまでの生き方が、細胞にどう刻まれているかをみる視点で評価します。

▶︎細胞がどれくらいダメージを受けてきたか?
▶︎年齢に比べて老化のスピードが速くなっていないか?

【関連する主な検査】

  • 尿中酸化ストレスマーカー検査
  • 生物学的年齢検査

2.エネルギー産生と回復力

― 必要なエネルギーを作り、回復できているか ―

身体が元気に動くためには、細胞でエネルギーがしっかり作られ、ダメージから回復できる力が必要です。
このエネルギー工場がうまく働かなくなると、
疲れが取れない、寝ても回復しない、集中力が続かないといった不調が起こりやすくなります。
この項目では、頑張る力と回復できる力が、どれくらい残っているかをみる視点で評価します。

▶︎エネルギーを生み出す力が機能しているか?
▶︎細胞レベルのエネルギー不足がないか?

【関連する主な検査】

  • ミトコンドリア機能検査
  • サーチュイン遺伝子検査

3.栄養・ホルモン・ストレスへの適応力

― 身体のバランス調整はうまく働いているか ―

体調の多くは、何を食べているかだけでなく、
また、身体がストレスにどう対応できているかによっても大きく変わります。
この項目では、外からの負荷に身体がうまく適応できているかをみる視点で評価します。

▶︎栄養素が足りているか?
▶︎ホルモンのバランスが崩れていないか?
▶︎ストレスに身体が振り回されていないか?

【関連する主な検査】

  • 有害ミネラル検査
  • 分子栄養検査
  • ビタミンD検査
  • 老化ホルモン検査
  • 性ホルモン検査
  • 副腎疲労検査

4.脳と筋肉の機能

― 考える力と動く力は保たれているか ―

身体の中では、脳や筋肉を含め、古くなったものを入れ替える仕組みが常に働いています。
この働きが弱くなると、筋力が落ちる、動作が鈍くなる、思考力が低下するといった変化が起こります。
この項目では、日常生活を支える力が保たれているかをみる視点で評価します。

▶︎脳や筋肉の働きがしっかり保たれているか?

【関連する主な検査】

  • VR認知機能検査
  • 体組成検査
  • 握力検査
  • 立ち上がり検査

5.炎症・免疫・腸の状態

― 身体に炎症や免疫の負担がかかり続けていないか ―

慢性的な不調の多くは、身体の中で小さな炎症が長く続いている状態と関係しています。
特に重要なのが、腸の状態と免疫の働き方です。
この項目では、身体が慢性的な緊張状態に偏っていないかをみる視点で評価します。

▶︎身体が常に緊張状態になっていないか?
▶︎細胞で必要以上に炎症を起こしていないか?

【関連する主な検査】

  • 免疫年齢検査
  • リーキーガット検査
  • 遅延型食物アレルギー検査
  • 腸内フローラ検査
  • 酸化ストレス抗酸化力検査

6.血管と組織の若さ

― 血管のしなやかさと組織の修復力は保たれているか ―

血管は、全身に酸素と栄養素を運ぶ大切な通り道です。
動脈硬化が進行すると、老化やさまざまな疾患のリスクが高まります。
この項目では、血管のしなやかさと、いまの身体にどれくらい修復力が残っているかを評価します。

▶︎血管のしなやかさは保たれているか?
▶︎将来の疾患リスクにつながる変化は起きていないか?
▶︎いまの身体にどれくらい修復力が残っているか?

【関連する主な検査】

  • 血管老化度検査
  • LOX-index検査

このドックでわかること

ライフデザインドックでは、次のようなことを把握できます。

  • ・なぜ不調が改善しにくいのか、その背景や構造がわかる
  • ・老化を加速させている本当の原因が見える
  • ・今後どこを整えるべきかが明確になる
  • ・自分に最適化された予防戦略が描ける

従来の健診では捉えにくい変化を見つけ、根拠に基づいて、体調管理と予防医療の方向性を明確にしていきます。
何となくの健康管理から卒業し、根拠に基づいた身体のマネジメントへ。

こんな方におすすめです

  • 健康診断では異常がないのに、不調が続いている方
  • 健康診断の数値だけでは、自分の状態を十分に把握できていないと感じている方
  • 老化のスピードや、将来の健康リスクを早い段階で知りたい方
  • 再生医療やエイジングケアの効果を、より高い精度で活かしたい方
  • なんとなくの健康管理ではなく、根拠に基づいて身体を整えていきたい方
  • 健康を「病気にならないため」だけでなく、「よりよく生きるための資本」として考えたい方

ライフデザインドック各プラン

Now(ナウ)― いまの自分を知る ―

いまの健康状態を、できるだけ負担なく把握したい方向けのプランです。
まずは現在の身体のバランスや機能を知りたい方、採血などの身体的負担を抑えたい方におすすめです。

● プラン価格:46,400円(税込)

Next(ネクスト)― つぎの自分を設計する ―

いま何が起きているのかだけでなく、今後どこを整えるべきかまで整理したい方向けのプランです。
身体の状態を断片的ではなく全体像として把握し、検査データをもとにセルフマネジメントしていきたい方におすすめです。

● 初回プラン価格:287,900円(税込)
● 2回目以降プラン価格:281,800円(税込)

Prime(プライム)― 自分史上、最高を生きる ―

人生設計レベルで健康に取り組みたい方向けの最上位プランです。
年齢ではなく身体の状態を基準に、より高いレベルでコンディションを整えたい方、再生医療や先端的な予防医療を最大限に活かしたい方におすすめです。

● 初回プラン価格:524,800円(税込)
● 2回目以降プラン価格:507,900円(税込)

どのプランが適しているか迷われる場合は、診察時にご相談ください。

各プランに含まれる検査項目一覧

検査名 Now 今の自分を知る Next 原因と対策 Prime 自分史上最高を生きる
オリゴスキャン 有害重金属の蓄積、必要ミネラルの過不足を知る
認知症スクリーニング検査 認知機能の状態を知る
体組成検査 身体を構成する組織を知る
握力検査 加齢による筋肉量や筋力を知る
立ち上がり検査 加齢による筋肉量や筋力を知る
酸化ストレス抗酸化力検査 酸化ストレスの程度、抗酸化力を知る
血管老化度検査 動脈の詰まり具合や硬さ血管年齢を知る
尿中酸化ストレスマーカー検査 活性酸素によるDNAの酸化ダメージを知る
エナジーチェック ミトコンドリア量を測定、健康状態・疾患リスクを知る
分子栄養検査 分子レベルで栄養素の過不足を知る
ビタミンD検査 体内のビタミンDの充足状態を知る
免疫年齢検査 免疫力の高さを詳しく知る
遅延型フードアレルギー176項目+リーキーガット検査 腸粘膜を破壊する可能性のある食品を知る
Lox-index 動脈硬化の程度や脳、心筋梗塞のリスクを知る
エピクロック検査 実年齢と身体年齢の差や老化スピードを知る
サーチュイン遺伝子検査 サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)の働き具合を知る
老化ホルモン検査 老化に関わるホルモンの体内レベルを知る
腸内フローラ検査 腸内細菌の種類やバランスを知る
血管内皮機能検査 動脈硬化の初期段階や心筋脳梗塞のリスクを知る
Now Next Prime
単品価格合計 47,850円(税込) 303,050円(税込) 564,350円(税込)
プラン特別価格 46,400円(税込) 287,900円(税込) 524,800円(税込)

オプション検査について

ライフデザインドックでは、がん検査や遺伝子型検査などを、必須ではなくオプション検査として位置づけています。
これは、がんのリスクや遺伝情報を知ることが、医学的な判断にとどまらず、その方の価値観や人生観に深く関わる選択だと考えているためです。
リスクを知ることが安心につながる方もいれば、今は知りすぎないことを望む方もいます。

当院では、検査の目的や特性、得られる情報の限界を十分にご理解いただいたうえで、ご自身の価値観に沿って選択していただく形を大切にしています。

オプション検査
がん関連オプション マイシグナル・オールインワン 74,800円(税込)
がん遺伝子検査(CanTect) 198,000円(税込)
テオリア検査 66,000円(税込)
EDT検査(Early Detection Test) 初回 289,300円(税込)
2回目以降 247,500円(税込)
マイクロCTC検査 198,000円(税込)
オプション検査
遺伝子関連・その他オプション ApoE遺伝子型検査(認知症リスク検査) 27,500円(税込)
性ホルモン検査 男性ホルモン 13,200円(税込)
女性ホルモン 13,200円(税込)
副腎疲労検査(唾液コルチゾール検査) 4回測定(朝・昼・夕・夜) 33,220円(税込)
6回測定(起床後3回・昼・夕・夜) 48,730円(税込)

よくある質問Question

Q. 一般的な健診や人間ドックと何が違いますか?

一般的な健診や人間ドックが、現在の病気や明らかな異常の有無を確認することを主な目的とするのに対し、ライフデザインドックは、不調が表面化する前の変化や、老化・機能低下の背景を多角的に評価することを目的としています。

Q. 症状がなくても受ける意味はありますか?

はい。症状が出る前の段階で現在の身体の状態を把握し、今後のリスクや整えるべきポイントを知ることは、予防医療の大きな意義のひとつです。

Q. どのプランを選べばよいですか?

まずはいまの状態を負担少なく知りたい方には Now、原因と対策まで整理したい方には Next、人生設計レベルで健康に取り組みたい方には Prime をおすすめしています。迷われる場合は、診察時にご相談ください。

Q. オプション検査は必ず受ける必要がありますか?

いいえ。オプション検査は、必要性やご本人の価値観に応じて選択していただくものです。すべての方に一律におすすめするものではありません。

まとめ

ライフデザインドックは、病気を見つけるためだけのドックではなく、未来の健康を設計するための予防医療ドックです。
いま表に出ている不調だけでなく、その背景にある細胞・代謝・炎症・血管・腸・免疫の状態まで多角的に見つめることで、今後どこを整えるべきかを明確にしていきます。

「いまの状態を正しく知ること」が、未来を変える最初の一歩です。
なんとなくの不調や将来への不安を、“構造として理解できる状態”へ。
ライフデザインドックは、未来を変えるための最初の一歩になります。

どのプランが自分に合っているか迷われる場合も、診察時に目的や状態に応じてご提案します。
まずは、ご自身の「現在地」を正しく知ることから始めてみてください。

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